神奈川のとある街で地域密着の葬儀屋を営む嗣江宗助。彼と自身の母の葬儀で出会った梵孝太郎(ボン)は、嗣江葬儀店への転職を決意し、嗣江と二人三脚で、数多くの葬儀を仕切っていく。その中で死とは何か、人が人を見送っていく葬儀の本質は何かを考えつつ、成長していくボン。
 これまで生活保護受給者の葬儀、DIY葬、社葬などの葬儀を扱ってきた『終のひと』が、11月28日に発売された5巻でついに完結を迎えた。
 ボンが嗣江葬儀店に入社してから、1年が経とうとしていた。そんな中、ボンの友人であるムコの祖母がなくなり、ムコは嗣江葬儀店に葬儀を依頼。嗣江宗助はこの葬儀の担当にボンを指名し、自身がステージ4の肺がんであることを告白する。
 ボンは果たして友人が喪主を務める葬儀を無事に取り仕切ることができるのか……。そして宗助はどうなる!?