発売後、反響の大きさから続々と重版を続けている村上たかしの最新コミック『ピノ:PINO』。世界で初のシンギュラリティに到達したAI「PINO」を搭載した人型ロボットのピノ。ある貧民街で、彼が介護するおばあさんとの交流を描いた本作は、心とは何か、AIが心を持つことができるのかを問うている。ツイッターなどでも「泣ける」との声が多く寄せられている今作の発売を記念して、5月8日(日)に広島蔦屋書店で、トークイベント&サイン会が開催された。


 村上たかしの現在の居住地が東広島ということで、環境が作品に与える影響、『ピノ:PINO』発売に先立って発売された『完全版・星守る犬』の話、それまでギャグ漫画家だった村上が『星守る犬』でストーリー漫画を書くに至った経緯などを経て、話は『ピノ:PINO』へ。
 この作品を描くにあたって、村上はAIに関する本をたくさん読んだという。AIが心を持つことがありえるのか、あるとしたら、それにはどのような条件が必要なのか。それを考え続けて、村上がたどり着いた答えが、『ピノ:PINO』には描かれている。

 

ピノ:PINO
ピノ:PINO

『星守る犬』で日本全国を感動の涙に溢れさせた村上たかしの最新作。 今回も“泣き"の村上たかしの真骨頂が見られる。 ピノは世界で初のシンギラリティに到達したAI「PINO」を搭載した人型ロボット。 AIは、心を持つことができるのか。 そして“心"の正体とはなんなのか。 ピノと、彼が介護するおばあさんの交流を描いた、涙腺崩壊必至の作品。