近年、「次世代のスーパーフード」としてメディアでも取り上げられることの多い昆虫食。2013年、国連食糧農業機関(FAO)が、世界的な人口増加により懸念される食糧問題の解決策のひとつとして昆虫食を推奨する報告書を公表したことをきっかけに、世界中から高い関心が寄せられるようになった。

そんな昆虫食、ならびに世間では「雑食」と呼ばれるような食材を扱った新感覚グルメ漫画が、ぽんとごたんだが描く「桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?」だ。本作では、雑食・珍食が大好きな女子高生の桐谷さんが、幼馴染の榊先生や学校の仲間を巻き込んで、毎話一つの珍食材をテーマに、調理、実食を繰り返していく。

2016年から連載を開始した同作の13巻が、本日5月26日に発売になった。

13巻では、白雪姫に扮したカバーイラストの桐谷さんが「おいしそう」な気持ちを抑えきれず見つめている「ハリネズミ」をはじめ、「ミステリ―クレイフィッシュ」「アメフラシ」「雪蛤(カエルの輸卵管近くの脂肪組織を乾燥させたデザート)」「ラクダのミルク」「キツネ」などを扱う。

とりわけ注目したいのが71食め「Mの祭典」。桐谷さんたちが通う芝蘭高校の文化祭で、いろんな生き物のミルクを飲み比べるイベントを行う回だ。ビタミンCが牛乳の3倍、低カロリーなスーパードリンクとして注目を集めているラクダのミルクやフィリピンで愛されている水牛のミルクなど、珍しいミルクを飲み比べていく桐谷さんたち。最後には、誰もが知る「あの昆虫」のミルクが登場し、衝撃的な展開を迎える。

一体なんの昆虫のミルクが登場するのか…ぜひ「桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?」の最新刊を読んで、あなたの目で確かめてほしい。